ジャニーズライツ

ジャニー喜多川。悪事の露顕がなければ、日本国の
エンタメ界における巨匠として、頭頂に光輪が輝き
衆生煩悩を歓喜で溶かす人なりと、100年先まで
尊崇の栄誉を受けたはずだ。米国流ショービジネス
を日本に導入、展開した事実は、我が国の大衆文化
に多様性の華を咲かせ、その誰も否定できない実績
こそが、傍系血族、家来一同、各種メディア関係者
に対し、[俺の性事の是非を説くな。]との黙殺を
強制してきた。これまで、相応の試練を乗り越え、
絶対的安全地帯に身がある、と確信してきた喜多川
であったが、彼の死せると同時に、同氏の背にあり
ジャニーズ事務所を守護してきた[歓喜天]は消え
去り、喜多川は、魔界の迷宮に陥落してしまった。
ともあれ、本混乱劇はジャニーズショーの舞台雛壇
の中央に鎮座する[心訓]を一本の矢が打ち抜いた
時点から開演した。その矢は、イギリス国のBBC
英国放送協会が打ちこんだものである。矢に記され
た文字は[ヒューマンライツ]だ。正義の呪縛たる
[法の支配]と[人権尊重]は、先進国世界で交流の
扉を開くマスターキーである。日本式南京錠で固く
閉ざされた日本の文化空間であったが、ガチャリの
一音もなく、いともたやすく開放された。大慌ては
経済界から始まる。経済活動のグローバル化が
加速中に、資本主義勃興の国、大英帝国からの指弾
は、衝撃的である。口火を切ったのは、サントリー
社長の新浪剛史氏。今や経済界のミスター慶応だ。
彼の求める断罪要求は、極めて明解で強烈である。
ライバルのアサヒも後を追う。遅れてはならずと、
有力各社のジャニーズ切りは、なだれの如く続き、
一流企業と同事務所との契約解消に終わりがない。
同時に、各メディアの責任追求の声も日毎強くなり
ジャニーズとの持ちつ持たれつの、ただれた関係を
謝罪し、報道各社は自省自浄を宣言した。果断に
英国のNHKたるBBCがNHKを猛省させた現実は
歴史的恥辱である。こうした状況で、ジャニーズは
経営改革と刷新案を、関係者間で協議中であるが、
喜多川が残した実績は、彼の性癖と切り離して評価
されなければならない。特に、昭和、平成の日本国
の若者達に夢を与えつづけた過去は重い。我々は、
未来に時を運ぶ責任を負っている。良い時は、人生
における貴重な共有財産である。さて、名称変更の
議論だ。鑑主は考える。本事件の原点は人権尊重論
にある。よって対処は簡単だ。[RIGHTS]が
キーワードだ。ライツは、人権を意味するが、日本
では、明かりの意味もある。よって、ジャニーズに
ライツを付加し[ジャニーズライツ]に改称する。
ジャニーズの良き歴史を残して、人権尊重の姿勢も
明示し、明るい未来を目指す。21画最大吉祥数だ。
[SHOW  MUSUT  GO  ON!]がジャニーズ
の心訓だ。さー、行こう。ジャニライツが略称だ。

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