夜空ノムコウ

ジャニーズ事務所が、[SMILE-UP]に改称
した。エンタメより体操教室がお似合いの言葉だ。
健全過ぎる。ライバルは、[ライザップ]なのか。
イロケがありゃしない。そもそも、ジャニーズは、
異性に目覚める、思春期ど真ん中のレディース達を
狙い繋ちし、[キャーキャー市場]を独占してきた
のに、清潔過ぎる変更はどうだろう。戸惑いの霧が
日本を覆っている。第二回目の事務所による会見は
[ギンギラギン]の質問に、東山氏らが[さりげなく]
応答し、ときおり[ハットしてグー]な井ノ原氏の
発言も見られたが、全般的には曖味な質疑に終始し
た印象である。中でも[NGリスト]による対応は
事務所の解決姿勢を問題視させた。あえて言えば、
コンサルにコンサルが必要な展開だ。コンサルは、
事件を商品化させる悪習を持つ。つまり、余計な事
を推奨し、事件を膨らませ、報酬の過大請求に導く
場合がある。担当者らは、そんな邪気は毛頭ない、
と主張するだろうが、非難の責任を否定できない。
作成すべきは、[OKリスト]で、日本社会お得意
のシャンシャン会見に終始すれば良かったはずだ。
そもそも、一連の[喜多川事件]は刑事事件として
立件されていない。それを誰のアドバイスによるか
不明だが、真相究明委員会による調査報告を受けて
記者会見を開き、事務所自らが謝罪と被害者らへの
補償の実施を確約した。当の喜多川は、既に魔界へ
陥落し、[YOUは、なにしてきたの。]と鬼神ら
に詰問されているに違いないから、現世の人間が、
喜多川に代わり、屹立ショーの実態を説明する必要
があるのだろうか。ご縁があって、鑑主が助言する
なら、[事の詳細は、知らぬ。]で、つっぱり通せ
と、アドバイスする。また、補償に関しては裁判所
のご判断に全て従うとし、今後は、しかるべき法的
手続きの開始をお待ち申し上げる、との対処を基本
策とする。ジャニーズ愛に生きる女子達の哀しみは
深い。正義実現が誰も喜べない結果ではいけない。
[幸福病の不幸]は回避されるべきだ。[夜空ノムコウ]
に輝きをもとめるなら、不正直も誠意の方便として
許される事例だ。本件は、BBCが人権尊重の現神
としてジャニーズ事務所を裁いた事から始まった。
しかしながら、[アヘン貿易]で清国を凌辱してき
た国が、随分とエラそうにカマシを入れて来たな、
と思うのは、鑑主一人だけではないだろう。勿論、
逃げ場のない状況で、喜多川への献身を強要された
被害者の方々に深く同情はする。しかし、流すべき
涙は、本来的に[ジャニタレ]として売れなかった
能力不足の知覚に源を置くべきだ。本件被害者らは
数百人と聞く。彼らの殆どが少年である事が事件の
異常性を際立たせた。喜多川オヤジの超変態ぶりは
強烈だが、生命力の凄さには驚嘆する。戦後日本の
あだ花としてジャニー喜多川は歴史に名を刻んだ。

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