『北新地物語』

  『北新地物語』
      (作詞)藤原晟芳

   心決めたの北新地
   きらめくネオン身を溶かし
   今宵始まる夢舞台
   背筋伸ばして店行けば
   指南客の初指名
   名刺の重み伝わって
   指先少し震えるわ
   うなずく頭真っ白で
   女修行口火切る
   お初天神叱るから
   新地の夜空見つめつつ
   恋の駆け引き学びます

   心踊らす北新地
   ビルの谷間にネオン街
   色と欲との酒場川
   今太閣ら集まれば
   丁と半の恋博打
   泳ぎ始めは辛いけど
   船頭小唄を口にして
   見事渡ってみせましょう
   大阪女の意地みせりゃ
   お初天神笑ってる
   新地の星空見上げつつ
   夢の算盤忘れない

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