『じょんがら恋路』

   じょんがら恋路
      (作詞)藤原晟芳

   津軽の秋は寂しくて
   約束なしの恋路ゆえ
   みとせみつきの忍び坂
   肩にもたれて寄りつけば
   ガラじゃないと離されて
   今日を限りに
   けじめの言葉欲しくても
   知らぬ素振りの横顔で
   夕映えの丘に残される
   落ち葉が足にからみつき
   (アイヤー、アイヤー)
   じょんがら節がせきたてる
 

   津軽の雪を踏みしめて
   登る恋路はつづら折り
   みとせみつきの思案坂
   小石のとがり避けるから
   相合い傘が揺れている
   もうそろそろと
   迫る気持ちを胸に置き
   傘を離れて港を見れば
   夕映えの海にカモメ泣く
   小雪が頬に誘われて
   (アイヤー、アイヤー)
   じょんがら節が風に舞う
  

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