『熊野恋情』

   『熊野恋情』
      (作詞)藤原晟芳

   春の桜に 夏の花火か
   季節が仕切る恋ごよみ
   気づけば歩む 熊野古道
   太古の香り  雅びの風よ
   日傘を攻める蟬しぐれ
   ゆかたに滲む涙汗
   地蔵菩薩に恋路を問えば
   那智のお滝に聞けと言う

   秋の枯れ葉に 冬の氷雨か
   季節が仕切る恋ごよみ
   気づけば歩む 熊野古道
   太古の息吹  雅びの風よ
   苔むす道が時歌う
   哀しみ溶かす石畳
   地蔵菩薩に恋路を問えば
   那智のお滝に聞けと言う

   振り返るなら 虚しさだけか
   季節が仕切る恋ごよみ
   気づけば歩む 熊野古道
   太古の聖地  雅びの風よ
   路傍の石は言葉なし
   辛さ捨て去る一人旅
   地蔵菩薩に恋路を問えば
   那智のお滝に聞けと言う

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