開運原論

開運原論
運命に関する考察(11)
開運を考える時に、最も効果的なアクションは、
[家相改正]と信じている。風水と称されること
もあるが、風水は中華帝国ほどの広大な自然大地
でのスケールにおける環境順応策で、独立帝国を
築く思考のもとで発展形成してきたものである。
日本の一家存続においては、所詮四畳半文化での
幸福追求である。狭小な生活空間での謝絶と開放
が基本となる。本来的に、家相は風水とは思考の
次元が異なる。狭苦しい空間でトラブルなく日常
の暮らしや商売が展開できる、貧者の智慧と考え
るのが相当であろう。世間では、なんでも屋風水
が繁盛している様だが、壺に財布にお守りと所詮
気休めグッズ類で開運などとはあり得ない笑い話
である。毎年の開運カラーの宣伝や、最もらしい
占術も四柱推命が基本の言い換えが殆どである。
鑑主は、開運には環境開発、霊性開発、能力開発
の三大修練が必要であると主張しているが、家相
改正は、環境開発の中心であり、その効果は絶大
であると断言する。ただ、ネットで見る限りでは
方位家相術が基本となっている。鬼門、裏鬼門、
辰己玄関、乾蔵の世界である。これでは、事業家
にABCのみを教えて、英会話は自助努力で宜し
くと言っているに過ぎない。家相専門家が監修、
指導された図面を拝見することもあるが、開運力
を実感できるものは無い。都会では、マンション
暮らしが常識化しているが、マンション販売資料
を見て思うのは、ほぼ全てが大凶の設計である。
こんな最悪空間に事業家が身を置けば、健康喪失
及び事業破綻は間違いない。今や、ステータスの
象徴とされるタワーマンションに関しては、タダ
でも要らないと評せるものばかりである。購入者
各位にはお気の毒様と言うしかない。買われてし
まった後では致し方ないが、早々に売却を検討さ
れる事をお勧めする。この世においては、いかに
豪邸といえども、時の流れを考えれば高級な仮設
住宅に思える。口喧嘩や金繰りに苦労する日々が
続くようなら変な見栄に固執せずにサッサと売り
飛ばし、せめて三階程度の中古マンションを取得
して完璧な家相改正に努める方が健康で長生きで
きるのは確実である。誠に余計なお世話であろう
が火の見やぐらの暮らしで、開運人生はあり得な
い。今から50年前、木枯らし紋次郎という股旅
ドラマが一大ブームとなっていた。[あっしには
かかわりないことでござんす]、が決めゼリフ。
貴殿らが何処にどう住もうが、鑑主には全く関係
がない。余計なお節介を焼くつもりは毛頭無い。
それにしても、中村敦夫さんは渋かった。最高。

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