ガーシーと三木谷氏(2)
ガーシーと三木谷氏(2)
この度の楽天オーナー、三木谷氏を巡る騒動に関し
有識者やメディア露出者の誰もが指摘していないが
ガーシーがユーチューブで、[俺は、Mと言ってる
だけやのに、三木谷が喰いついてきた。]と喧伝し
ている事につき、鑑主は、それは違うと見ている。
恐らく、ガーシー発言の裏側に現状では表面化し
ていない、楽天及び三木谷氏に関する脅し等の行為
があったと推量する。会長、この事実が世間にばれ
たら、えらい事になりまっせ。と、ユスリやタカリ
行為の予兆が、三木谷氏サイドで事前に確認されて
いたのではなかろうか。そこで、知力剛腕の三木谷
氏は、とうとう攻めて来たなと、腹を固めて東谷氏
の暴言に敢然と切り返したのであろう。この時点で
ガーシーの後ろに控える支援者集団は、大いに失望
した事であろう。会長自身が、それがどないしたん
や、と開き直ってきたのであるから、相当額の金が
夢と消えてしまったわけである。結局、今回は会長
の精神力、いわば、図太さが証明された。ここで、
三木谷氏の生育環境を説明しよう。神戸は日本侠道
界の発祥の地とされる。今では、山口組が日本最大
の暴力団として認識されているが、神戸の各町には
それぞれを縄張りとする地元ヤクザが幅を利かせて
きた。NHKのファミリーヒストリーでは、兵庫区
の下町で母親がタバコ屋を営んでおられた、と知る
が、その場所は神戸新開地の近くにあり、いわゆる
ゴンタが溢れる地域である。入れ墨モンモンのお客
も多くいたはずである。その様な日常で育って来た
同氏であるから、公式上の発言は一切ないが、極道
が、ナンボのもんじゃとの思いは腹にシッカリと納
められているに違いない。ましてや、慶応卒が一目
置く一橋大を出て、ハーバード大学院修了ときたら
その知見と偏差値は超一流である。今後、暫く波風
は立つが、既に勝負は着いた。神戸新開地の出身者
を舐めてはいけない。ちなみに、ヴィッセル神戸は
会長の生誕地のごく近くにあるから、地元愛で支援
しているわけであろう。ところで、ヴィッセル神戸
には、元々競輪場があった。映画のロケ地でもあり
勝新太郎が主演の[悪名] シリーズでは、田宮二郎
が撮影に来ていた。実兄が手帳の紙切れにサインを
貰って興奮して家に帰ってきたので、慌てて自転車
で駆けつけたが時既に遅し、田宮アニイは居なかっ
た。頼んで兄から貰った紙切れを机の引き出しに入
れていたが、いつの間にか無くしてしまった。時の
経過で、社会や人心は変わり続ける。大事と思う物
もいつかは必ず消え去る。しかし、良き思い出は心
に生きつづける。中村敦夫も渋いが田宮二郎は端正
な美があった。三木谷氏とは違った存在感である。