憲法第13条と空間力

日本国憲法第13条は、公共の福祉に反しない限り
国民各位が個人として尊重され、自己の意思決定に
基づき自由に幸福を追求することができる、と規定
する。この条文のおかげで市井の住民は、基本的に
自由な生活を謳歌できるわけである。ただこの条文
を意識的に理解して生きる人は、実際殆どいない。
日常生活の習慣的継続、いわば惰性の連続で人生を
享受している。個人の最大関心事は財布にある持ち
金で、この金であと何日生活可能なのかが一般庶民
の切実な問題である。だが、浮世の人生はいろいろ
で近頃多用される言葉に[上級国民]がある。最近
発生の社会経済事件の主役連中は、この上級国民で
ある。その共通点は、俺を誰と思っている。ルール
は、俺が決める。電通の高橋天皇、半沢直樹上司の
大和田常務他かねてよりの悪評が遂に見事なあだ花
を咲かせた。公共の福祉とは、他人に迷惑を掛けて
はいけませんよ、が略説である。オリンピック公金
を懐に入れて高級ステーキ店を経営したり、銀座の
高級クラブのVIPルームで、綺麗なオネーチャン
を弄んではいけません。トヨタイムズも公共電波を
使用させて頂いている立場として、豊田社長も頭を
抱えたに違いない。さて、ここで一般人が理解困難
な重要点を説明する。思うに、世間的な重要事件は
必ずプライベート空間で発生する。高橋氏の悪行も
自身の経営する店舗内である。また、大和田常務の
性加害もV1P専用空間である。つまり、犯罪等の
発芽は、公共空間ではなく極私的空間で展開する。
公共空間はフォーマルであるが、私的空間は謝絶さ
れたインフォーマル空間である。フォーマルパワー
がインフォーマルに転換される事により犯罪が発生
する可能性が一気に高まる。歴史的事件の一例は、
京都三条木屋町の旅館池田屋での新撰組による襲撃
事件、ご存じの坂本龍馬暗殺がある。空間パワーは
善悪転換の力となる。人を諭し善導する場合もある
が、悪巧みの舞台と化する事例も多い。お代官様へ
大判小判が差し出される時代劇は、大名の奥座敷が
お決まりで、入院中のお見舞金200万円も特別室
で元首相に手渡しされたらしい。この世の出来事を
論じる時、その時々に空間の色合いを考察する事は
極めて意義の深い行為だ。あのステーキ店が、また
V1Pルームが無ければ、違う状況結果となったは
ずである。現世において憲法第13条が幸福追求を
権利保障しようが、上級か一般国民の相違を超えて
目に見えない空間力の異質が人生劇場の鍵となる。
[家相真正術]は、従来から継承される方位家相を
基本的に踏まえても、空間力のデザインを最重視す
る。鑑主の指導があれば、避禍招福できたはずだ。

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