『遣隋使記』

   『遺隋使記』
        (作詞)藤原晟芳

   中華の隋、臣従求め
   飛鳥の雅び打ち砕く
   太子、仏の加護を力にし
   小野妹子ら海峡渡る
   日出ずる処、日没する処
   したため文字に煬帝激怒
   されども、天時幸いに
   倭国の気概 あっぱれと
   義俠の契り結ばれる
   春風、ツバメ、虹かかる

   中華の隋、支配求め
   飛鳥の春に鐘ひびく
   暗雲の闇切り開き
   小野妹子ら荒海めざす
   つつがなきやと、記した文に
   皇帝煬帝、無礼と非難
   されども、天時、怒り消し
   独立自尊、見上げたものと
   安寧の契り結ばれる
   日本の国号、始まらん

   飛鳥時代(574〜622年)
   遺隋使(日本から隋国への使節団)
   太子(聖德太子)
   小野妹子(おののいもこ)
   煬帝(ようだい)
   荒海(あらうみ)

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