『いごっそう哀歌』

   『いごっそう哀歌』
        (作詞)藤原晟芳

   日本の夜明け待ちわびて
   京の夜に五体散らした土佐男
   柱の傷をさするなら
   無念、残念、心が疼く
   こよみの胎動、つつがなく
   四海の地平に陽が昇り
   建国の勇者達を照らしだす
   時代に生きて挑みの心で向かうなら
   龍馬の士魂に手をかざし
   いごっそうの背追いかけよ

   幕藩維持を刃に込めて
   京の夜に桜散らした浪土隊
   柱に残る傷あとは
   葵ご紋の見せしめ印
   こよみの胎動、情けなく
   四海の地平に陽が沈み
   変わらぬ武士を闇に消す
   時代に生きて守りの心で向かうなら
   沖田の病を静かに見つめ
   生きた誇りを慰めよ

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