『北新地慕情』

   『北新地慕情』
        (作詞)(作曲)藤原晟芳
  

   北の新地はキラピカで
   浮世暮らしの夢通り
   オトコ磨きに精を出し
   日めくり通い重ねれば
   馴染みの扉、出迎える
   かたわらオンナ微笑んで
   遊びのクセを知りたいと
   甘え上手に迫るから
   新地文楽、幕が開き
   門左衛門に先を問う
  

   北の新地はドキハラで
   浮世暮らしのけものみち
   すがる情けは薄っぺら
   お初天神、目をつむる
   たまさか店を訪ねれば
   曲者オンナ唐突に
   遊び相手が欲しいのと
   口先上手く誘うから
   新地文楽、幕が下り
   門左衛門に後を問う
   

   北の新地はイロサカで
   浮世芝居の夢舞台
   きらめくネオン照らしだす
   オトコ花道まっしぐら
   回り舞台で見栄を切る
   知らざー言って聞かせやしょう
   遊び心に火が付いて
   思わず名乗る与三郎
   新地文楽、幕変わり
   門左衛門はつゆ知らず

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