『定山渓紀行』

   『定山渓紀行』
     (作詞)藤原晟芳

   明日への不安  背中に乗せて
   足をひきずり  目指す地は
   星がきらめく  定山渓
   日本を削る  デジタルの波
   知らず知らずに  心が尖る
   引き出しの奥  眠る教科書
   サイン  コサイン  タンジェント
   心の角度  見つめる旅よ

   日頃に沈み  自分が消えて
   息が上がるも  向かう地は
   星が輝く  定山渓
   日本を変える  デジタルの波
   気づかぬ内に  心が萎える
   引き出しの奥  眠る教科書
   数字を凌ぐ  文字を知る
   アナログ忘れ  見つめる旅よ

   街の雑踏  喉元渇き
   肩で息して  たどり着く
   浮世忘れの 定山渓
   日本を襲う  デジタルの波
   コミュニケ不足  心が歪む
   引き出しの奥  眠る教科書
   イロハニホヘト  チリヌルオ
   儚きこの世  見つめる旅よ

   ・定山渓(じょうざんけい)
    風光明媚な札幌の奥座敷

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