『神戸ブルース』(完)
『神戸ブルース』ー完全版―
(作詞)(作曲)藤原晟芳
港神戸に吹く風が
やさしく頬を撫でるとき
別れの辛さ 消え去って
チャイナタウン 歩いてる
気づくと ここは北野坂
馴染みの店で ホロ酔えば
赤いルージュが 見送って
波止場の霧が 身を包む
あー、あー、あー、神戸
あー、あー、あー、神戸
夢にさすらう ブルースよ
港神戸に降る雨が
迷いの弱さ流しきり
背中に残る とまどいが
連れてくるのは 須磨の浦
寄せては返す 波がしら
手にとる砂が こぼれ落ち
明石海峡 響くのは
沖行く船の霧笛だけ
あー、あー、あー、神戸
あー、あー、あー、神戸
夢にさまよう ブルースよ
港神戸に見る夢が
夜空の星に 彩られ
浮かれ気分の恋仲は
息をひそめて 見つめ合う
生田の森に 身を隠し
人目を避けて 忍んでも
街の灯りが 照らし出す
ムーンライトは なまめかし
あー、あー、あー、神戸
あー、あー、あー、神戸
夢にもだえる ブルースよ