『銀座よされ唄』

   『銀座よされ唄』
      (作詞)藤原晟芳

   おぼろ月夜に誘われて
   今宵向かうは花銀座
   威儀を正して扉を開けりゃ
   ピアノの音色 ここち良い
   もののけ姫ら はしゃぐから
   「よされよされ」と胸熱く
   紫式部 相席せずも
   光源氏に成りかわり
   この世の花を摑みどり

   明月に魅せられて
   足が向かうは夢銀座
   空咳飛ばし 扉を開けりゃ
   ギターの音色 こころ打つ
   もののけ姫ら 興じれば
   「よされよされ」と胸燃えて
   紫式部 空蟬なれど
   光源氏に成りすまし
   この世の夢に身を浸す

   満月仰ぐ一人道
   心が弾む艶銀座
   背筋伸ばして扉を開けりゃ
   ジャズの音色冴えわたる
   もののけ姫ら 歌うたび
   「よされよされ」と胸踊り
   紫式部 許さねど
   光源氏に成りきって
   この世の艶を身にまとう

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