『銀座舟唄』
『銀座舟唄』
[八代亜紀追悼歌]
(作詞)藤原晟芳
雨がそぼふる銀座の夜に
昭和演歌を口ずさむ
八代亜紀ならハスキーボイス
色気溢れてリズムに乗れる
馴染みの店は看板はずし
時代の風が景色を変える
カモメ代わりにカラスが泣くと
ヤンパチままよ女を誘い
銀座ダンチョネ朝寝をすれば
舟唄口に亜紀ちゃんいずこ
小雨に煙る銀座の夜に
昭和演歌が口をつく
八代亜紀ならハスキーボイス
声に艶ありスイングできる
馴染みの店は飾りが変わり
時代の風が移り気やめぬ
流行りの歌に置いてきぼりで
ヤケ酒あおって女を口説き
銀座ダンチョネ朝寝をすれば
舟唄口に亜紀ちゃんいずこ
レイニー銀座こんな夜は
昭和演歌がなつかしい
八代亜紀ならハスキーボイス
声のせつなさ心が揺れる
馴染みの店は店主が去って
時代の風が顔ぶれ変える
思い出浸りほどほどに
今夜は締めて女にメール
銀座ダンチョネ朝寝をすれば
舟唄口に亜紀ちゃんいずこ