電通を考察
電通が揺れている。これまで国家的行事の仕切りは
電通、博報堂らの大手広告代理業者が担ってきた。
いわば、政府の企画担当局だ。テレビ、新聞等々の
マスコミ全般の調整役となり、政権与党の自民党に
有利な情報操作や世論先導役として、様々な場面で
暗躍してきた。今、オリンピック利権を始めとして
その暗部に検察捜査のメスが入っている。現状では
全容を解明中であるが、電通は端的に言えば裏反社
の山口組的存在だ。国会議員は国家公認ブローカー
である、と鑑主は認識しているが、暴力団の親分衆
のワシラより悪い奴らが一杯いると言う主張通り、
国会議員グループと電通の癒着が、血税を貪り続け
てきた事実は、もはや隠しようがない状況だ。戦後
修正資本主義として、行政パワーが増大する流れに
おいて、マスコミは社説や論説によって正論を展開
し、行政権の行使に一定の歯止めをかけてきた様に
見えるが、実際には、ブローカー政党、自民党の意
を受けた電通一派がマスコミの広告収入を支配する
立場から報道統制を図ってきた様に理解する。電通
の首脳らは、自民党政治への貢献と功績を念頭に、
今や自民党に裏切られたと、怒り心頭、無念の涙で
眠れないはずだ。しかしながら、儒教資本主義には
思いやりは皆無だ。旧統一教会との事例と同様に、
電通は自民党に切られた訳である。ブローカー連中
は、御身大事が原則。不都合には切り捨て御免だ。
さて、ビジネスの実践において書類が大事である。
中でも、見積書、請求書、領収書の三つが重要だ。
世における八百長ビジネスは、これら三書類を巡る
攻防事件だ。特に、企画がらみの案件では、いかに
金をくすねるか、知力、死力を尽くす一大決戦だ。
お客様の笑顔を見たいから、と社会的正義や大義を
口にするのは御法度。即退場で場外乱闘の開始だ。
特に、国家的イベントは、実に旨い儲け話である。
パン食い競争ならぬ、札束競争の運動会だ。口銭や
裏金に、政治献金は、あたり前田のクラッカーだ。
組織活動の要諦は、[ケジメ]と[ハズミ]の均衡
にあるが、悪だくみ連中の頭領たる電通は、ハズミ
をつける事に関しては、天才的集団である。顧客の
満足を得るためには、極論すれば暴力行為以外なら
オールOKと知る。世間の常識は一切無視、半グレ
ならぬ半ブレだ。年間売上1兆1千億円のブレブレ
企業活動である。ハズミのみで、ケジメなき電通は
安倍元総理、その取り巻きと呼吸が合致し、日本を
疲弊させてきた。スタップ細胞はあります、と笑顔
のエプロン姿で、テレビにイケシャーシャーと出て
きたキレカワ女子がいた。アベノミクスとスタップ
細胞が何故か脳内で握手する。安倍元総理、某女子
、電通には謎が多過ぎる。悲しい事件であるが、本
三者には関係者の自殺がある。何か蜃気楼の様だ。