『ほおずき市』

   『ほおずき市』
      (作詞)藤原晟芳

   ほおずき市の金魚すくい
   破れた紙を悔しがり
   細い腕  摑んだままで
   下駄音鳴らし  木立に潜む
   唇重ね  抱き合った
   大人見習い  15の二人
   花火響けば  空を見る
   思い出します  震えた夜を

   ほおずき市は賑わい続き
   金魚を照らす  赤ランプ
   固い腕  娘をあやす
   下駄の鼻緒は食い込むけれど
   頬に口づけ  遊ばせる
   夜風に風鈴  幸せの音
   弾ける花火  汗は夢
   思い出します  震えた夜を

   ほおずき市は今も変わらず
   金魚すくいも大繁盛
   右腕に娘がすがる
   下駄は赤色  揃いのゆかた
   唇渇き  口にはラムネ
   母子の暮らしは  両肩痛む
   花火が鳴れば  目に涙
   思い出します  震えた夜を

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です